ビンゴの景品を選ぶセンス

昔、養豚会社で働いていたことがあります。そこでの忘年会で毎年ビンゴ大会が行われていたのですが、そこでの景品がああこの会社らしいなと毎年思いました。

例えば一等はこの会社の豚肉やソーセージの豪華?詰め合わせです。二等は豚肉のみ、三等はソーセージのみ。その他は、豚のマグカップや豚のタオル、豚のTシャツに豚の貯金箱、すべてが豚づくしです。毎年よくもこんなに豚のグッズを見つけて買ってくるなと、感心してしまいました。

しかし従業員数が多いため、ネタ切れも起こるのか、そうなると仕事で使えるような軍手やマスクや懐中電灯なども混ざってきます。しまいには全く関係のない牛のグッズが急にでてきたりと何でもありになっています。それならば始めから豚のしばりをなくしてしまえばいいのにと思っていました。

しかし昔から何度かビンゴ大会を色々な機会に参加しても、たいがいさほど盛り上がらなかったことを記憶していたのですが、この会社のビンゴ大会はなかなかに盛り上がりをみせ、大人があたった物をみせあいっこしてきゃっきゃしていた記憶があります。そう思うと、毎年景品を買っていた方がなんとも絶妙に抜群のセンスで景品を選んでいたのではと今になって思います。

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